伊射波神社(三重県)

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三重県の鳥羽市街の南東に安楽島(あらしま)の加布良古岬(かぶらこみさき)があります。

その岬の南には安楽島海水浴場が広がり、近くには鳥羽随一の眺望を誇っており、志摩の海で採れた新鮮な海の幸を味わうことができる安楽島旅館街がある近くに、志摩国一の宮である「伊射波神社」(いさわじんじゃ)は鎮座されています。

「伊射波神社」は、「志摩大明神」や「加布良古大明神」などとも呼ばれ、特に「かぶらこさん」とも呼ばれており、多くの人々からの崇敬を集め、志摩の海上守護の神様として信仰されています。

安楽島町の突き当たりに鎮座されている「満留山神社」から約1kmちょっとほど小道を歩いて岬の方向へ歩くと、海に向かって建つ鳥居があり、そこから石段を登り、さらに原生林の中を続く石畳の古道を進むと、木造神明造りの本殿、拝殿が見えてきます。

かなり不便な場所で自然がそのまま残ったところで、一の宮らしからぬ感じはするものの、原生林に包まれた境内にはただならぬ雰囲気が漂っています。

垂仁天皇の皇女である「倭姫命」(やまとひめみこと)が、「伊勢神宮」に御贄を奉ずる地を探したときに、この地で出迎えたといわれている「伊佐波登美尊」(いさわとみのみこと)は、安楽島の二地に祀られていたが、発掘調査された二地の「鳥羽贄遺跡」がその跡とされています。

 

【由緒】
創建の時期などは不詳ですが、1500年以上は歴史を積み重ねてきているといわれ、「天照大神」に仕えたといわれている「稚日女尊」(わかひめのみこと)を加布良古岬に祀ったことが始まりといわれています。

志摩国の一の宮は、「伊射波神社」と「伊雑宮」(いざわのみや)と一の宮が二つあります。志摩国に一の宮が二つある理由としては諸説ありますが、「伊雑宮」が「伊勢神宮」の別宮兼官社だったことから、同じご祭神であった「伊射波神社」を一の宮にすべき事情があったのか、もしくは鳥羽藩が神領再興を願い訴えていた「伊雑宮」の神職たちを牽制するために「伊射波神社」をもうひとつの一の宮として創建したのではないかといわれています。

 

【ご祭神】
稚日女尊(わかひめのみこと)―天照大神に仕えた神様
伊佐波登美命(いざわとみのみこと)-倭姫命を出迎えた神様で志摩国の開拓神
玉柱屋姫命(たまはしらやひめのみこと)-天日別命の娘で伊佐波登美命の妃神
狭依姫命(さよりひめのみこと)-市杵嶋姫命

 

【主な行事】
明神祭-7月7日に近い日曜日
大漁祈願祭、勤労感謝祭-11月23日

 

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